エミ・パトマワティ さん
- 28
- 介護士
- 施設
- 特別養護老人ホーム富士見園
- 入職
- 2022年11月
言葉の壁を越えて。外国人介護士が感じた介護のやりがい
北海道の介護現場では、高齢化の進展に伴い、多様な人材が活躍しています。
近年は海外から来日し、日本の介護施設で働く外国人スタッフの姿も増えてきました。
今回お話を伺ったのは、インドネシア出身のエミ・パトマワティさん(25歳)。2022年11月に技能実習生として来日し、現在は北海道の特別養護老人ホーム富士見園で働いています。日本に来て3年。言葉や文化の違いを乗り越えながら、利用者の生活を支える介護の仕事に向き合っています。
人の役に立つ仕事がしたい。その思いから介護の道へ
エミさんが介護の仕事を選んだ理由は、「人の役に立つ仕事がしたい」という思いからでした。「高齢者の方の生活を支えることはとても大切で、やりがいのある仕事だと思いました」
北海道を勤務地として選んだ理由については、自然の豊かさも大きかったといいます。
「北海道は自然がきれいで、季節の変化も感じられる場所だと聞きました。とても良い環境だと思い、北海道で働きたいと思いました」
日本で働くことについて、家族は最初少し心配していたそうですが、今では「良い経験になる」と応援してくれているといいます。
言葉や文化の違いを乗り越えて
来日当初、エミさんが最も苦労したのは日本語でした。特に介護の現場では専門用語も多く、利用者との会話も最初は難しく感じたといいます。
日本語の勉強は、YouTubeやアニメを見ることから始めました。分からない言葉が出てくるとメモを取り、日本人の職員に聞いて覚えていったそうです。
「職場の皆さんはとても親切で、分からないことがあれば遠慮なく聞いてくださいと言ってくれました。その言葉がとても嬉しく、励みになりました」
現在は利用者とのコミュニケーションにも慣れ、ゆっくり分かりやすい日本語で話すこと、そして笑顔で接することを大切にしているといいます。
利用者の「ありがとう」が仕事のやりがい
エミさんの1日の仕事は、利用者の起床介助や食事介助、入浴介助、レクリエーションのサポートなど、日常生活を支える業務が中心です。
また、介護記録の作成なども大切な仕事の一つです。施設では介護ロボットやインカムなども導入されており、職員同士が連携しやすい環境が整っています。
そんな日々の仕事の中で、エミさんにとって特に印象に残っている出来事があります。
「利用者様に『いつもありがとう。仕事大変ですが頑張ってください』と言ってもらったことがありました。その言葉を聞いたとき、この仕事をしてよかったと思いました」
利用者の生活を支え、感謝の言葉をもらえることが、介護の仕事の大きなやりがいになっています。
外国人スタッフが活躍する介護の現場
エミさんが働く富士見園では、現在9名の外国人スタッフが在籍しています。
外国人材を受け入れるにあたり、施設では事前に職員全員に向けた研修を行い、インドネシアの文化や宗教について理解を深める取り組みを行いました。
こうした準備を進めたことで、外国人スタッフも安心して働ける環境が整い、現在では職場の大切な仲間として活躍しています。
将来の目標は介護福祉士
エミさんは現在、介護福祉士の資格取得を目標に勉強を続けています。
「まずは日本語能力試験N2に合格して、そのあと介護福祉士の資格を取りたいと思っています。もっと専門的な知識と技術を身につけて、利用者様により良い介護を提供できるようになりたいです」
最後に、これから介護の仕事を目指す人へメッセージをもらいました。
「介護の仕事は大変なこともありますが、ありがとうと言ってもらえることがあり、とてもやりがいのある仕事です。ぜひ一緒に介護の仕事をしてみてください」
※2026年3月取材
