介護のしごと

COLUMN

インタビュー

身についた知識や技術が、
災害時やコロナ禍で大いに役立った。
介護のしごとの新たな価値に
気づけました。

高齢者総合福祉施設(特別養護老人ホーム)
サン・グレイス

介護福祉士/マネジャー 山本 やまもと 武文 たけふみ さん

入職

2005年(愛全会)

取得資格

介護福祉士

介護のしごとが“きつい・汚い・危険”と言われがちなことについてどう思われますか?

そう思われやすいことは理解できます。でも実際にしごとをする上で「きつい・汚い・危険」と感じたことはないですね。利用者さんのためにもその3つの要素を可能な限り排除していくのが介護のしごとだと思います。シフト制で就業時間はしっかり決まっていますし、感染症等の心配があるので施設内の除菌など清潔保持はむしろ徹底されています。汚いで言うと皆さん排泄介助を連想されているのだと思いますが、今はおむつや泡の洗浄液など、介護用品の品質が非常に高くなっていますので、排泄介助も清潔に行えるようになりました。そして利用者さんの安全確保は絶対条件。我々が危険ということは、利用者さんにも危険が及ぶことになりますから。ケアを仲間とチェック・フォローしながら業務にあたるなど無理なく安全にケアできるよう体制を整えています。

介護のしごとの魅力・やりがいは
どんなところですか?

働きながら成長・キャリアアップできたり、常に仲間と協力して助け合いながら業務にあたる所など、普段から魅力の多いしごとだと思っていましたが、近年感じているのはエッセンシャルワーカーとしても大変価値のあるしごとだということ。胆振東部地震が起きたとき、僕は病院でケアにあたったのですが、その現場で介護を通じて得た知識や技術が大変求められるんだと実感することができました。それはコロナ禍も同様でした。このような未曾有の事態での経験をより一層介護に生かしながら関係各所とも情報交換を密に図り、今後も役に立てる場所でさまざまな事態に対応して行けたらと思っています。自分一人の力は小さくても、仲間が集まれば助けられる人もそれだけ多くなりますし、介護のしごとは施設内だけではなく、より広い社会でも必要とされる職業なんだと気づけたことは大きかったですね。

介護のしごとに就いて良かったなと
思うことは?

それはいろんな場面であります。利用者さんの役に立てたり、ご家族から感謝の言葉をいただけた時はやはり嬉しいです。それから、これは意外でもあったのですが、研修などで全国各地に行く機会が多いことも旅行好きの僕にとってはラッキーでした(笑)。介護職は施設の中など、とても狭い範囲で働いているイメージだと思うのですが、実は違うんです。そこで出会った仲間と研修を終えてからも情報交換や近況報告をしてさらに新たな知識を身につけたりできる事もとても楽しいですね。現在マネジャーとして後輩を指導する立場にあるのですが、一緒に働いているスタッフが役職に就いたり、自分と同じ道を進んでくれているなと感じた時は自分のやり方は間違っていなかったのかな、このしごとをやっていて良かったなと思えます。

介護のしごとを目指す方へ、アドバイスをお願いします。

僕はもともと介護職を志していたわけではなく、たまたま介護のしごとと出会って、働いていくうちにやっていることがやりたいことに変わっていったというタイプなのですが、そういう意味では間口が広く、誰もが飛び込める職業なんじゃないかと思います。また、まずは自分のやりたいことをやってから介護職に就くということもぜひ考えてみて欲しいです。働いてみたら、意外と一人ひとりの個性が生かせるしごとだということが分かってもらえると思いますし、いろいろな世界での人生経験は介護業務をする上で必ず役に立つはずです。僕たちはいつでも待っていますよ!

※2023年8月取材

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