介護のしごと

COLUMN

インタビュー

感謝の言葉はもちろん嬉しい。
でもむしろ利用者さんに
感謝する場面も多く、
その方が喜びは大きいです。

特別養護老人ホーム
あつべつ南5丁目

生活相談 係長 久慈 く  じ 隆之 たかゆき さん

入職

2008年

取得資格

社会福祉士/介護支援専門員

介護のしごとを選んだきっかけを教えてください。

じつは僕理系出身で、介護職に就く前は川の水質分析などを行う会社に勤めていたんです。分析機器が相手の実験的な業務が主で、何かもっと人と深く関わる事がしたいと考えていた時に祖母が特別養護老人ホームに入ることになったのがきっかけで介護のしごとを知り、思い切って専門学校に入り直しました。まずはヘルパー2級の資格を取り、社会福祉士を経てケアマネジャーになりました。今の施設には2019年の設立当初から勤務しており、生活相談を担当しているので社会福祉士業務も兼務しています。

施設ケアマネジャーの特徴・
魅力とはどんなところですか?

利用者さんがすぐそばにいるので変化に気付きやすいことですね。また介護福祉士や看護師、栄養士、作業療法士など介護の専門スタッフもすぐ話せる距離にいて協力体制も整っているので何か起きた時にスムースに対応できるし解決スピードも早い。そこは施設ケアマネジャーの大きな特徴だと思います。その分、普段から利用者さんや職場の同僚との密なコミュニケーションが大切になってきますが、僕自身それは全く苦になりませんし、むしろそこが楽しいからやれているくらいです(笑)。

ケアマネジャーになって良かったと思うのはどんな時ですか?

ご本人自ら進んで特別養護老人ホームに入所するというケースはあまり多くはないんです。ですから、入所前からまずご本人の気持ちに寄り添うよう心がけますし、場合によっては入所以外の介護サービスを検討することもあります。そんな中で入所され、当初は暗い顔つきだった利用者さんが、僕たちのケアや他の方々との交流の中で明るく楽しそうな表情を見せてくれた時は嬉しいです。また、「体調は大丈夫?」「お仕事大変そうだね。」なんて声を掛けて、利用者さんの方が僕たちを気遣ってくれることもあります。完全に立場が逆なんですが(笑)、身体が不自由だったりご自身も大変な中で僕たちを気にかけてくれていると思うと、感謝の言葉をいただけた時よりも喜びは大きいです。

今後、目指していることはありますか?

僕自身、生活相談員をしていることもありますが、ケアマネジャーはソーシャルワーカーの一部だという思いが強くありまして。現在、介護系の学校に赴いて指導をしたり、学生の研修を積極的に受け入れるなど、社会福祉士を目指す方々のサポートを行っているのですが、そこにもっと深く関わっていきたいですね。社会福祉士を目指す人が増えることで、その延長線上にあるケアマネジャーがもっと増えてくれたら嬉しいですし、介護業界の一員として、介護のしごとを目指す人が1人でも多くなるよう手助けできればと思っています。

※2023年6月取材

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