介護のしごと

COLUMN

インタビュー

在宅復帰を目指す利用者様の
願いを一人でも多く叶え、
一緒に感動を分かち合える
ケアができるようになりたい。

介護老人保健施設
浦河緑苑

介護福祉士 大道 おおみち 心夢 み ゆ さん

入職

2020年

取得資格

介護福祉士

介護のしごとに就こうと思ったきっかけを教えてください。

最初に介護のしごとを意識したのは、中学生の時先生に介護職が向いているんじゃないかと言われた事でした。さらにたまたま親戚が介護職に就いていたのでいろいろと話を聞いてみて、とてもやりがいがありそうだと感じ、高校は介護福祉士の受験資格が取れる置戸高校に進学したんです。卒業と同時に今の施設に入職して働きながら介護福祉士の資格を取りました。今年で4年目となりましたが、まだまだ毎日が新しい体験の連続で勉強の日々です(笑)。

介護のしごとに就いて良かったなと
思ったエピソードはありますか?

長いコロナ禍で、利用者様がご家族と会えない期間が続いていた時、いつも「お父さんに会いたい」とおっしゃっていた利用者様がいらっしゃったんです。旦那様もほぼ毎日施設の外まで来て奥様である利用者様に手を振っていて。その利用者様が、日々のリハビリを頑張り、さらにコロナ禍も解けて念願だった在宅復帰ができた時は本当に感動しました。浦河緑苑では利用者様の在宅復帰を目標にケアに取り組んでいるのですが、利用者様の「家に帰りたい」という目標が叶うよう、より一層努力して効果的なケアをしなければという思いが改めて沸いてきました。また同じ思いを抱えている利用者様が少しでも施設内で楽しく有意義な時間を過ごせるよう、私自身が常に明るい表情で接する事をより心がけるようになりましたし、レクリエーションの時間を工夫するなど、思いついたケアをできるだけ行動に移そうと意識するようにもなりました。

介護のしごとに就く前は想像していなかったこと、意外だったことは?

介護について学ぶ前は、介護はほぼ100%人の手で行うものだと思っていたのですが、業界的に先進技術の導入が進んでいることに驚きました。例えば、当施設ではセンサーやAIで、モニタ越しに利用者様の動きを確認し、事前に察知して適切なケアや転倒などの危険防止ができる「A.I.Viewlife」の導入を検討しています。浦河緑苑は全室個室(75床)で、1棟(20床)の廊下が70メートルもあり、頻繁な巡回が必要でそれがスタッフにとっては大きな負担となっているのですが、このシステムの導入で一度に多くの利用者様を見守ることが可能となり、より充実したケアを提供できるのではと、今から期待で一杯です!先進技術と人の手によるケアを適切に組み合わせることで、利用者様がより心地よく、それぞれに必要なケアを受けることができ、スタッフもより安全なケアを行える環境が業界全体に広がっていけば、いわゆる3K(きつい・汚い・危険)というイメージもなくなっていくんじゃないかと思います。

今後の目標はありますか?

私は認知症の利用者様をを対象としたケアを担当しているのですが、任命された時に「自分だからできることがあるんじゃないか」と改めて自覚や責任感が芽生えた感じがあって。今の直近の目標は“認知症のプロになる”こと。もっともっと経験と勉強を重ねて、認知症の方々により良いケアを提供できるようになりたいと思っています。何年か後にその経験をしっかり後輩に伝えられるよう成長もしたいですし、ゆくゆくはケアマネジャーの資格も取りたいです。自分がキャリアアップすることで、一人でも多くの利用者様の在宅復帰をお手伝いできるようになり、一緒に感動を分かち合えるケアを提供していきたいです。

※2023年8月取材

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