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コラム

北海道置戸高等学校

高校で福祉を学び、
プロの知識と技術を身につける

北海道置戸高等学校

福祉を学ぶ生徒には可能性がある

介護福祉の学校である以上、介護福祉士の資格を取るべく勉強するのは当然なのですが、創設当初から本校の目的はその先にありました。
将来を見据え、介護職の中核を担うリーダーを育てたい。そのための独自カリキュラムの1つが「地域活動研究」です。 地域全体を学びの場ととらえ、訪問診療のドクターに同行させていただいたり、ユニバーサルデザインのプロセスを学ぶため、3Dプリンタでオリジナルの福祉器具を開発したりすることを通じ、地域に暮らす人々の生活に触れ、抱えている課題を知り、その解決法について考え、“住み慣れた場所で最後まで生ききるとはどういうことなのか”を間近に感じることで、次世代の介護専門職に求められる資質を身につけて欲しいと考えています。

高校から福祉を学ぶ魅力とは?

学費については、大学で4年間福祉を学べば数百万円かかる場合もありますが、置戸高校で学べば3年間100万円未満で国家資格を受験できるメリットも。また、高校は大学と比べ地域とつながる場面が多く、地元の高齢者施設の方々と触れ合ったり、社会福祉協議会などのバックアップをいただきながら学ぶことができます。このような経験を重ねることで、地域に根ざした福祉を意識できるようになることも、高校から福祉を学ぶ意義と魅力だと考えます。

人間として成長できる福祉の学び

生徒たちは地域の施設や病院で実習を体験しますが、たとえばコロナ禍においては実習を受け入れていただいたことが身に染み、感謝の気持ちを抱くようになり、感染や命に関わることについて強く意識するようになりました。実習を通じて学ぶことは、資格取得に必要な知識や技術だけではありません。他者への感謝の思いが芽生え、命の大切さに気づき、介護に携わる人間としての成長を得ることができる。それが、福祉を学ぶことの大きな意義だと思います。

福祉を通じてワクワクするような挑戦を

置戸高校では近隣の小・中学校で出前授業を行っていますが、福祉に対するイメージが悪かったり、まだまだ理解されていないことが多いと感じます。しかし、福祉には従来の枠にはとらわれない可能性があります。たとえば、当校の卒業生では、介護福祉士の資格を取得して美容師専門学校に入学し、高齢者向けの美容師を目指したり、建築系の学校に進み、バリアフリーなど介護と建築の融合にチャレンジするなど、福祉と異分野をかけ合わせた道に進む事例があります。一つの介護でも、10人いたらやり方は10通り。正解がないのが面白さです。高校で福祉を学び、知らなかった世界を自分で切り開き、ワクワクするような挑戦をしてほしいと思います。

国家試験合格を目指し、全道から福祉を志す生徒が集結北海道介護福祉学校

置戸高校は、道立高校で唯一の「福祉科」単置校で、介護に必要な知識と技術を総合的に学習する「プロフェッショナルコース」と、福祉の知識や技術を学びながらさまざまな分野への飛躍を目指す「ダイバーシティコース」を設置。令和4年の介護福祉士国家試験では、合格率100%を達成しました。全道から集った生徒たちが、福祉のプロを目指して学んでいます。

北海道常呂郡置戸町字置戸256-8
Tel:0157-52-3263 Fax:0157-52-3290
http://www.oketo.hokkaido-c.ed.jp/

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