介護のしごと

COLUMN

インタビュー

お笑い芸人だった前職の体験で出会えた介護のしごと。 これからも“人の笑顔”を大切に今の道で頑張りたい。

特別養護老人ホーム あつべつ南5丁目
介護職員

熊谷 宏太 こうた さん

入職

2021年

取得資格

介護福祉士

介護のしごとに転職しようと思ったきっかけは?

実は僕、以前はお笑い芸人として道内で活動していたんです(笑)。学生の頃から人を笑わせるのが大好きで、厳しい道だとは分かっていましたが「人生一度きりだ!」と、思い切って飛び込みました。芸人の仕事にはステージでのネタ披露のほかにいろいろな施設への慰問などもあるのですが、ある日高齢者施設を訪問してネタをやった時に前列のおじいちゃんがとても素敵な笑顔で笑ってくれて。終わった後も「面白かったよ。楽しかったよ。」と言ってくださって。さらに施設の方にもすごく喜ばれたんです。その経験が忘れられず、またあんな笑顔に会いたいと思い、まずはホームヘルパー2級を取得して介護の道を進み始めました。そして仕事をしながらさらに勉強し、介護福祉士の資格も取りました。

介護のしごとで、前職と似ている部分はありますか? またその逆は?

入所者の方にとっても、施設の職員にとっても“笑顔が大切”という所は一緒なんじゃないでしょうか。そういう意味ではお笑い芸人だった頃の経験が生かせていると思います。ただ、芸人の場合は笑わせて終わりというか。もちろんそれもものすごく大変だし素晴らしいことですが、介護にはケアの技術や医学的知識など、その先のプロフェッショナルな要素がより求められます。本当に奥が深くて、毎日が勉強と発見の連続ですね。だからこそものすごくやりがいもあります!

しごとをする上で大切にしていることはありますか?

まずはやっぱり笑顔で接すること、さらに笑顔の絶えない空間・環境をつくることを心がけています。そして相手の立場に立った丁寧な声かけも大切ですね。常にコミュニケーションを図ることで入所者のその日の状態や小さな変化に気づけますし、今どんなケアが必要なのかを理解することにもつながります。

介護のしごとに就いて嬉しかったエピソードはありますか?

認知症の入所者の方が、いろいろなことを記憶することが困難な中で名前を覚えてくださって、僕のケアに対して「熊谷さんありがとう」と言ってくれたときは嬉しかったです。また、僕は一度職場を変えているのですが、その時に入所者の方がお別れ会を開いてくださって。その時に皆さんから「熊谷さん行っちゃうの?」「寂しくなる」という言葉をいただいたんです。悲しい思いをさせて申し訳ないと思いながらも、入所者の方1人ひとりにあわせたケアを大切に、丁寧にやっていて良かった、自分のやってきたことは間違いじゃなかったんだと、自信を持てた瞬間でしたね。

介護のしごとを目指す方にアドバイスをお願いします。

介護は当然「人を支える」仕事ですので、人のために行うものだととらえられがちですが、それだけではなく自分自身の成長にもつながる仕事です。働く上で身につくいろいろな技術や知識は他人にはもちろん自分にも役立つと思えるものがたくさんあります。僕自身、前職から介護のしごとに就いてとても良かったと思っていますので、興味をのある方はぜひ臆せず働いてみて欲しいです!

※2021年7月取材

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