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INTERVIEW

利用者さんからいただいたお手紙が私の宝物でありお守り。介護を通して人の人生に寄り添うのがホームヘルパーの重要な役割です。

介護のしごとに就いたきっかけを教えてください。

心臓の病気で入院していた祖母が日に日に心も身体も弱っていくのを目の当たりにしながら何もできなかった自分の無力さを祖母が亡くなった後、何年も後悔していたんです。そんな時に知人がお年寄りのご飯支度をする仕事をしてみないか、と声を掛けてくれて。子育て中だったので悩みましたが、祖母の時のように後悔したくないと思い、必要とされているのであればと引き受けたのが介護の道に進んだきっかけです。実際に仕事をしてみて、利用者さんのためにできることをもっと増やしたいと思いヘルパー2級を取得。さらに現場で経験を積みながら勉強をして介護福祉士の資格も取りました。あの時知人が誘ってくれたことや、私のご飯支度をいつも喜んでくれた利用者さんとの出会いがなかったら介護のしごとにも出会えていなかったし、まだ祖母のことをふっきれていなかったんじゃないかと思います。だからきっかけを与えてくれた方々と今の仕事にはとても感謝しています。

ホームヘルパーとして大切にしていること、心がけていることはありますか?

いつでも相手の気持ちに寄り添うことが大切だと思います。私たちホームヘルパーは、利用者さんが毎日くらしている住居に伺いますので、皆さんそれぞれにご自分の生活スタイルやペースがあります。それを乱さないようにしながら必要な手助けをすることを心がけています。利用者さんがストレスなく過ごせることが何より一番ですから。また、ご家族と同居されている利用者さんもいらっしゃいますので、その場合はご家族とのコミュニケーションもとても大切です。私が訪問していない間の様子を伺ったり、私の方で気付いたところをご報告したり、時にはアドバイスなどもしながら利用者さんにとってより良いケアをご家族と一緒に考えていけるよう心掛けています。ご家族とすぐ話ができる環境はホームヘルパーならではの利点かもしれないですね。

介護のしごとに就いて嬉しかったエピソードはありますか?

私の訪問を楽しみにしてくれている利用者さんが毎回お手紙を書いてくれるんです。「早く来ないかなー、於久田さん待ってるよー」というようなメッセージに私の似顔絵まで付けてくださって。本当にそれが嬉しくて楽しみで。頂いたお手紙は私の宝物として全て大切に取っておいています。実はお手紙をくださる利用者さんが何名かいらっしゃっるんですよ(笑)。とてもありがたいです。仕事の励みになると同時に、これからもこの仕事にしっかり向き合って、利用者さんとご家族の方に合わせた介護を考え、提案していかなければという使命感みたいなものも湧いてきますね。

介護のしごとを目指す方にアドバイスをお願いします。

ホームヘルパーは、「最後を自宅で迎えたい」という利用者さんの強い希望を受けて訪問をする場合も少なくありません。介護を通して最後まで人の人生に寄り添って手助けができる仕事はなかなかないと思いますし、私はそこにホームヘルパーとしての幸せややりがいを感じています。プロフェッショナルとして利用者さんをよく観察し、小さな変化にすぐ気づくことで利用者さんやその周囲の人の役に立つことができ、感謝もされる。こんな素晴らしい仕事はそうないと思います!ぜひ介護のしごとに就いてそのやりがいを実感してみてください。

※2021年8月取材