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INTERVIEW

介護老人保健施設 コミュニティホーム白石 佐藤 力蔵さん

現場での経験を生かしながら、まず“話を聞くこと”を大切に入居者の方はもちろん職員のケアもしっかりやっていきたいです。

介護のしごとに就こうと思ったきっかけを教えてください。

僕は根室出身で、幼少の頃から祖父・祖母と一緒に暮らしていました。残念ながら祖母は早くに亡くなったのですが、大好きだった祖父が、僕が中学生の時に介護が必要となり、トイレの手助けなど、本当にちょっとしたことですが介護を経験したんです。それがきっかけで他のお年寄りの役に立ちたいと思うようになり、介護職を将来の仕事として考えるようになりました。両親、特に母の後押しもあって高校卒業と同時に札幌の専門学校に入り介護福祉士の資格を取ってコミュニティホーム白石に入社。気づけば勤続18年が経っていた、という感じです(笑)。

仕事をする上で大切にしていることは何ですか?

コミュニティホーム白石の理念は“笑顔・敬愛・向上心”。理念の一番最初にある「笑顔」はやはり大切ですね。職員が硬い表情だと入所者さんの表情も気持ちもかたくなってしまうので、常に笑顔かつ柔らかい表情で接することを心がけています。また施設にはリハビリスタッフ・相談員・ケアマネジャーなどさまざまな職種のスタッフが関わっていますので、必要な情報はすぐに共有するなど、日々のチームワーク・コミュニケーションを大切にしながら業務にあたっています。

介護課長という立場になって、改めて心がけたことはありますか?

この役職になって1年程が経ち、現場よりもスタッフのケア・管理をする割合が増えてきている中で身に染みて感じるのは「まず、人の話を聞く」とうこと。職員から相談を受けることも多いのですが、そんな時つい自分の意見だけを相手に伝えてしまいがちになるんです。相談をしてくるスタッフはまず話を聞いて欲しいわけだから、とにかく聞くことに徹して、それについてどう思うのか、などを疑問形で返してあげると実は解決策を自分で見つけ出すことにつながるんですよね。話を聞くことは相手の立場に立つことでもあるので、介護をする上でもとても役立つと思います。また、介護を自分のペースで行う業務としてではなく、あくまで“入所者本意のケアをする”という意識を持ってもらえるよう徹底しています。もちろん入浴・排せつ業務というような言葉はあるのですが、業務意識にとらわれすぎると介護がルーティンといいますか、この仕事をいつまでにやる、といった決まり事を優先してしまいがちになるので、そうではなく、入所者1人ひとりに沿った介護を最優先に考えて行動して欲しいということで、ケアを担当制に変えるなど、職員が無理なく“入所者のケア”に集中できる環境づくりを常に心がけています。

今後の目標はありますか?

近々の目標としては、今介護の専門学校に通いながら働いてくれているベトナムからの留学生が2人いるのですが、その2人が介護福祉士の国家試験に合格するようしっかりケア・バックアップすることと、さらに、できるならこの施設に就職してもらって、改めて同僚として一緒に仕事ができれば本当に嬉しいですね(笑)。

介護のしごとを目指す方にアドバイスをお願いします。

介護というと、「汚い」とか「大変そう」など、まだまだネガティブなイメージが先行してしまい、人気のある職業とは言えないのが現状ですが、あくまでも人と人との関わりがメインの仕事なんですよね。ですので、人が好きで誰かの役に立つことに喜びを感じられる人なら絶対に向いていると思います。まずはどんな仕事なのか知るだけでもイメージは変わると思うので、少しでも興味のある方はぜひ知ることから始めてみてもらえればと思います。

※2021年7月取材