聞いてみよう! 介護のしごと

COLUMN

ご存じですか?介護助手

みなさんは「介護助手」という仕事をご存知ですか?人手不足が深刻な介護の現場において、この「介護助手」は今後、非常に重要な存在になっていくと考えられています。今回のコラムでは、「介護助手」についてご紹介いたします。

介護助手ってなに?

介護助手は、介護保険施設や事業所等の介護の現場において、介護職員をサポートする役割をもちます。サポートとはいっても、介護の資格や専門知識が必要なわけではありません。介護助手に求められる仕事は、直接介護ではなく、洗濯や掃除などの周辺業務が想定されています。道が実施した「令和2年度(2020年度)介護助手普及状況調査(以下、道調査)」でも、介護助手の担当業務について、最多が「ベッドメイキング」の62.1%、次いで「洗濯物回収・配布」59.8%、「物品補充」56.6%、「食器等洗い」が56.2%という回答結果となりました。このように、専門知識の必要が無い仕事を中心に担当しますので、多くの方に取り組んでいただける内容となっています。また、短時間での就労など、無理のない範囲で働くことができる点、雇用に際して年齢が関係ないという点なども魅力的です。実際に介護助手として働いている方からは、「勤務形態に融通を利かせてもらえるのが助かる」や「年を重ねても働けることが嬉しい」といった声が届いています。

介護助手に期待されること

介護助手に周辺業務を任せることで、介護職員にゆとりが生まれ、より専門能力を発揮できるようになり、利用者に対してより丁寧なケアを提供することが可能となります。道調査でも、介護助手を導入したメリットとして「介護職員の業務量が軽減した」と回答する事業所が88.6%と最も多くみられました。また、介護助手の導入については、96%の事業所が「導入して良かったと思う」「どちらかといえば、良かったと思う」と回答しています。

介護助手の普及について

道調査では、回答のあった道内の事業所のうち、約7割の事業所が介護助手を導入したことがなく、約3割の事業所が介護助手を認知していないという結果になりました。また、介護助手を導入したいと考える事業所の中には、「募集をかけても応募が少ない」といった声もあり、「介護助手」という仕事が、まだまだ世間に浸透していないことが明らかとなりました。

このため道では、介護助手導入のための説明会実施等に係る補助金制度(介護助手普及促進事業)や介護の経験が無い方を対象とした入門的研修、就労先を探す高齢者の方へ向けた事業(アクティブシニア等活躍支援事業)等も実施しています。

※掲載内容については、令和3年度時点の情報です。

「介護助手」はその仕事内容から、就労意欲のある元気な高齢者や主婦の方々などに就いていただきやすい仕事です。また、そうした地域の人材を「介護助手」として育成し、介護の現場への就職を支援することで、介護人材のすそ野を拡大し、今後、更なる需要が見込まれる介護の現場において、「人手不足の解消」及び「介護職の“専門職化”」を進める効果も期待されています。
みなさんもぜひ、介護の世界への一歩を踏み出してみませんか?

北海道保健福祉部高齢者支援局高齢者保健福祉課
担当:介護人材係
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