介護のしごと
コラム

介護福祉士は、国家資格を有する
介護のスペシャリスト
一般社団法人北海道介護福祉士会
介護福祉士は、国家資格
介護福祉士の働く場所 | |
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老人ホーム グループホーム |
介護保険法や老人福祉法などに基づく施設において、暮らす上で必要となる身の周りの支援を行います。 |
訪問介護 | 高齢者や障がい者(児)の自宅に訪問し、掃除や調理、洗濯などの生活援助や入浴、排せつ、着替えなどの支援を行います。 |
通所介護 | 主に日中の時間帯において、リハビリテーションやレクリエーション活動を通して身体機能維持や社会的交流の他、食事や入浴の支援を行います。 |
障がい者支援施設 | 総合支援法等に基づく施設において、身体障がい、知的障がい、精神障がいのある方の暮らす、過ごす、働く。を支援します。 |
病院 | 入院中の患者の食事や排せつ、入浴、口腔ケアなどの身の周りの支援を行います。 |
学校 (養成施設、大学等) |
介護福祉士を養成する教育活動を行います。 |
介護福祉士の資格取得に必要なことは?
介護福祉士資格の取得方法は、次の4つのルートがあります。
○養成施設ルート
高等学校または中等教育学校卒業以上の者で、指定養成施設(福祉系大学・短期大学・専門学校など)を卒業し介護福祉士国家試験に合格した者。
○実務経験ルート
3年以上介護等の業務に従事した者で、実務者研修を修了し、介護福祉士国家試験に合格した者。
○福祉系高校ルート
高等学校または中等教育学校(それぞれ専攻科を含む)において福祉に関する所定の教科目および単位数を修めて卒業し、介護福祉士国家試験に合格した者。
○経済連携協定(EPA)ルート
経済連携協定により来日した者で、3年以上介護等の業務に従事し、介護福祉士国家試験に合格した者。
介護福祉士国家試験は、年1回実施され、厚生労働大臣の指定を受けた(公財)社会福祉振興・試験センターが試験の実施および登録の事務を行っています。
これからの介護福祉士に求められること

北海道介護福祉士会では、日本介護福祉士会が構築している生涯研修体系に沿った形の研修と、北海道独自での研修を行っています。
生涯研修体系に沿った形として、介護福祉士の資格取得後2~3年の間に学ぶべき「基本研修(介護過程の展開を主として)」、小規模チームのリーダーが受講する「ファーストステップ研修(写真)」、そして、今後ますます必要とされる居住・施設系を問わず多様な利用者・生活環境、サービス提供形態等に対応し、より質の高い介護実践や介護サービスマネージメント、介護と医療の連携強化、地域包括ケア等に対応するための考え方や知識、技術等を習得するための「認定介護福祉士」を養成する研修を現在実施しています。
また、北海道独自での研修はその時々の話題になっている研修から基礎的な技術を学べる様々な研修を実施しています。道内には10支部あり、それぞれ、特徴のある研修を展開しています。
2007年の介護福祉士法改正から10年以上を経て、介護福祉士に求められる役割は大きく変化してきました。身の回りの世話をするだけの介護から、高齢者や障がい者などの生き方や生活全体に関わることで利用者の暮らしを支え、自立に向けた介護利用者や家族と共に実践するかたちへと変わってきています。さらに、これからの介護福祉士は、国民の福祉サービスの充実・向上の中心的役割を担っている資格者として、(1)豊かな感性 (2)洞察力・情報分析能力 (3)介護目標・計画の立案能力などが求められます。
日本介護福祉士会における介護職チームの在り方を踏まえた生涯研修体系

介護福祉士のみなさんの活動をサポート
一般社団法人 北海道介護福祉士会
北海道で活動する介護福祉士により組織する職能団体。各種研修会などを通じて、介護福祉士の専門性を高め、介護に関する知識・技術の向上を図っています。
札幌市中央区北2条西7丁目1-10かでる2・7 4階/TEL.011-222-5200
(受付:月火木の13時から17時)